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インドでの日々を綴る


by ayako-ondes
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カルカッタ/ハルディア港へ

バンコクからデリーに着陸すると、シートベルトのサインが消えるのを待つ人もなく、我も我もと出口へ急ぎます。これがインドだよ〜〜。インドに戻ってきたと早くも実感します。空港はそれぞれ特有の匂いがありますね。インドの匂い、この空気。しかし思ったより涼しいです。この日だけなぜかとても涼しかったようです。

夜デリーに着き、一日おいて今度はカルカッタのハルディア港へと向かいました。デリーの夜は、日本に比べ物騒でもあり、車がないととても不便、特に夜遅くまで行われる演奏会などは帰りの心配が絶えません。そんな中、ありがたくも日本から知人が中古車を送ってくれることになり、車を取りに、知人とインド人の知り合いの弁護士さんと行きました。

カルカッタへはデリーから約2時間、午前3時に起き、早朝の便で飛ぶはずが...。空港に着いた後、遅延の知らせで、2時間遅れの出発となりました。私と飛行機に乗る人は要注意です、遅延の確率がとっても高いですからね〜。カルカッタ空港で地上に降りると、太陽は眩しく地面からの照り返しが強烈です。ハルディア港までは時間的にも便利さからもタクシーを利用することになりました。が、エアコン付きのタクシーはカルカッタでは少なく、ちょうど出払っていてないとのことで、しかたなく、エアコンなしのタクシーで窓を全開にして出発しました。

ハイウェイを乗り継いで約150キロほどの道のりなのですが、最低でも3時間かかると言われました。それもそうですね、ハイウェイはこんな感じなのです...。
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それでタクシーの中の私はというと、窓からの風に乱れ飛ぶ髪を後ろで結び、さらに目にぶつかる前髪をヘアバンドで固定し、目には眼鏡、口にはタオルを押しあて、排気ガスを避けながら、流れる汗を拭き続ける。カルカッタは海に近いこともありデリーに比べて湿気を感じました。風で乱れる髪が顔にベタベタくっついてきます。その上すれ違うトラックで舞う埃もすごい。この状態で3時間は長く感じられます。
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徐々に港に近づいてくると、周りの風景はこんな風に特に何もないのですが、道幅は狭まり、追い越す車もすれ違う車もトラックばかりになります。そして、ところどころで、ぶつかった車どうしがそのまま放置されていて...怖い怖い。

まだかまだかと、行けども行けど...そして、よーーやく見えてきたハルディアの看板。
カルカッタ/ハルディア港へ_f0099915_48317.jpg

シャッターチャンスを狙っていたのですが、ここぞという時に、バスが看板の真ん前を横切りタイミングを逃してしまい、バスが去ってすぐにシャッターを押した瞬間、今度は乗っていたタクシーのブレーキでツンのめり、ハルディアの「H」がおさまらなかった失敗作。

ドック内に入るには、顔写真を撮られ、許可証を作るところから始まりなかなか厳しい感じ。そして入口周辺には、運送関係者なのかたくさんの男性の姿。この手のところには女性の姿はまずないので、みんなの視線が気になります。インド人ってどうしてこうもジ〜っと見るのかな...。

検問を受け、ようやく中へ入り、事務所へと。そこに待っていたのは、強面のおじさん。何しに来たんだって感じでした。それで、言われたことといえば、クリアリング・エージェントと通さないといけない、だって!! へろ〜〜。一行、再びカルカッタへと引き返すはめに...。

さすが知人の弁護士、即乗って来たタクシー会社のボスへ電話し、どうせ空で帰るタクシーなんだからタダで...とすかさず交渉、そして成立。しばらく行って、果物屋の前でタクシーを止め、バナナを買い、私たちも頂きました。
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午後2時半、早朝の機内食以来何も食べていなかったということに気づきましたが、お腹をすかせることもすっかり忘れしまっていました。気を利かせて頂いて、心はちょっとホッとしたものの、しか〜し、このバナナ、見かけはいいけど、固くて渋くて数日はおかないと食べれない代物でした。朝からついていない一日。そして渋滞に数度はまる。全員、汗が湧き出します。今日は長いわ〜。ようやく高速の料金所が見えてきます。カルカッタの市街へと近づいてきました。高速道路の料金所はこんな感じです。
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カルカッタのクリアリング・エイジェントで話をし、午後7時くらいにようやくホテルに着きました。速攻でシャワーです。髪の毛を洗ったら、泡が茶色、そして耳の中もこんなのあり得ないというほど真っ黒でした。シャワー後には身体がぐったり、ハードな一日でした。
by ayako-ondes | 2007-06-15 23:56 | Travel★旅